1970年22歳の時に、個人で金属部品の加工を手掛けて以来、51年の歳月皆様に助けられ、ここまでやってこれました事、感謝申し上げます。2000年ごろまではDIP加工という新分野に参入し、タイに合弁会社を設立し、原材料の供給や技術指導を行いました。この間はかなり苦しい経営を強いられました。その後の12年間はグループ企業に原材料を手配する業務が軌道にのり、安定した経営が続きました。しかし、中国の安い原材料に押され当グループの成長が近年鈍化傾向になってきました。海外調達に移行していく過程で当社は岐路に立たされました。

また、製販を分け、すみわけをはっきりする方針に切り替わったことにより、順調に成長してきたベトナム工場をグループ会社に移行する計画も進んでいます。今後当社はサービス業に転換すべく、2014年には那須工場の隣接地を取得し、物流センターを建てたことに続き、最近ではIT事業部を当社が担当する計画も進んでおります。また、2019年には新宿に6階建ての世界のニッセイ新宿ビルを取得し、2021年には渋谷に5階建てのNGS渋谷ビルを購入し、不動産管理も手掛けるようになりました。世界のIT化の変貌は日進月歩であります。当グループが競争力を落とさないためにも、当社の立ち位置は大変重要になっております。スタッフ一同、頭を柔らかくし、日夜スキル向上、技術の研鑽に邁進いたします所存であります。

2008年に香港で個人事業主として貿易業務を始めました。香港という地は東南アジアのハブ的要素が沢山あります。香港港は世界屈指の港フリーポートで貿易事業がやりやすい。金融中心になっている。また人材も広東語、英語、中国語、日本語と世界を相手にビジネスができる人材がたくさんいます。最後に１番の魅力が、東南アジア各国への移動がスムーズです。海運のハブ、金融のハブ、人材のハブ、空路のハブとして実に効率のよいビジネス展開がかのうです。

当社の貿易業務は、主にプラスチック原料及び材料を取り扱っております。世界各国の原材料メーカーから直接調達する事で安価な原材料調達が実現できます。プラスチック加工企業様へお納めしております。2019年には、お客様の一社であった、二ッセイトレーディングより100%の出資を頂き子会社なりました。引き続きニッセイグループ間の貿易取引をマネジメントさせて頂いております。

ニッセイトレーディングは1985年に当時稲村ディップ（現在株式会社ニッセイエコ）のタイ工場と海外の貿易部門をニッセイエコから切り離して設立された会社であります。現在はベトナム、中国、インドネシア、タイの工場に原料を輸出する業務を主に、香港に海外拠点を置いて、そこで原材料を調達することを主業にしております。国内においては、主には不動産の管理会社として、また、ニッセイグループの統括する機能を有しています。